立ち方の基本
きれいなお辞儀
ずばり首がポイント!
    ホテルのコラム(第3回)にも書いていますが、カッコいいお辞儀というのは、なかなかコツを知っていないと出来ないものです。
 しかしお辞儀というのは、相手に与える印象をものすごく左右させる大切な要素です。特に初対面の人と出会った時、その人に自分の
 人格までも想像させてしまう力があるのです。
    カッコいいお辞儀をマスターすれば、就職活動の時の面接でも大きな武器になりますし、営業マンにとっても、またお見合いや
 人前で挨拶をしなくてはいけない時など、生活の中でたくさん活用できる場面が出てきます。このお辞儀一つで相手に与える印象を
 ものすごく好印象に変えることが出来るのです。ホテルで働く人のみならず、誰もがマスターしたい要素の一つです。是非ご参考にして
 頂きたいと思います。今回からこのお辞儀の解説を致しますのでお楽しみに!では早速お辞儀のポイントの解説を始めましょう!
 1.ずばり首がポイント!
    子供から大人まで「お辞儀をしてごらん」と言えば、みんな首からお辞儀をし始めます。これが背中が丸くなる典型的な日本人の
 お辞儀なのです。一度やって見て下さい。首を前に倒し、下を見ながらお辞儀をすると必ず背中が丸くなり、背筋が入りません(写真
左)。しかし首を後ろに倒し、天を仰ぎながらお辞儀をすると背中がビシッと伸びて、背筋が入ります(写真右)。
    これはお客様を前にしてお辞儀をする際、背中が丸くなるのは、すぐにお客様から目線をそらして下を向いていることを意味します。
 しっかりお客様の目を見ながらお辞儀を始めると背筋の伸びたきれいなお辞儀になりますので是非チャレンジしてみて下さい。