立ち方の基本
きれいな立ち方
長く立つ秘訣
 「気を付け」のポイント
    「気を付け」の姿勢を長時間しても姿勢を崩さない秘訣は、きちんと背筋を伸ばして正しく立つことと足の裏の体重移動です。
 1.正しい姿勢
 <正しい例>
    まず大きく息を吸い込み胸を張って、旋毛(つむじ)の辺りが上へ引っ張られるような感じで
 あごを引いて立ちます。自然とお腹がへっこみ身体の重心が上にくればOKです。
 <悪い例>
    息を吐き切った状態で、力が抜け、背筋は猫背になり、あごが前に出てしまいます。下腹が
 前に出て、身体の重心が足の方にあれば×です。
    そこで、自分が猫背かどうかを知ろうとすれば、長い棒を用意して、まず自分の背骨と尾骨に
 棒を当てます。そして後頭部にもきちんと棒が当たっていれば姿勢よく立てていると言えますし、
 頭が棒よりも前にあって当たっていなければそれだけ猫背ということになります。

 2.足の裏の体重の支え方
 <正しい例>
    基本的には、足の裏全体で体重を支えるのですが、疲れてきた時には、両足のつま先で体重を
 支えるようにします。そしてまたつま先が疲れてきたら、今度は両足のかかとに体重を乗せる
 ようにします。要するに両足で体重を支えながら前後に重心移動をすれば、正面から見た時に
 身体の軸がぶれないのできれいに立っているように見えるのです。またこうすることによって
 長く立っている事もできるのです。
 <悪い例>
    これは前回の説明の通りで左右に体重を移動する立ち方です。