マナー違反とは知っていても、ついつい出てしまうゲップやしゃっくり、そしてくしゃみやせき。  これらの生理現象が起こった時の対応を知っておくことも大切なことです。

    ゲップが出たら、基本的には小声で「失礼しました。」と謝りましょう。また、他人のゲップは見てみぬ振りを  してあげるのもマナーです。また出そうな時は、手を当てて咳払いなどをしてかわしましょう。

    しゃっくりは胃の横隔膜がけいれんして起こる現象で、すぐには収まりませんので、笑ってごまかせないような場合は、化粧室に  行ってもよいでしょう。ただし食事の途中の中座は、同席の人にかえって心配をかけることにもなりますので、タイミングを  見計らっていくようにしましょう。

    くしゃみは口にナプキンを当てたり、ハンカチを当てるなりして出来るだけ音を小さくし、遠慮がちにしましょう。せきは、一度しだす  と止まらなくなることがあります。水を飲んでも止まないときは、化粧室に行きましょう。特に風邪からのせきは、周囲を嫌な雰囲気に  しますので、手を当てたり、下を向いたり席を立たない場合でも配慮が必要です。

    ナプキンを平気で使うには止めましょう。出来るだけ自分のハンカチを使い、音を立てないようにかみましょう。  どうしても鼻水が止まらないような時は、化粧室に行ってもよいでしょう。